
岐阜県美濃市うだつの上がる町並みに居を構える山田家住宅。
町並みギャラリーとして公開されているため、その内側を確認することができます。
目次
重要伝統的建造物群保存地区 岐阜県美濃市美濃町「うだつの上がる町並み」

重要伝統的建造物群保存地区に選定されている岐阜県美濃市美濃町の「うだつの上がる町並み」。
美濃市は、江戸時代の商人の町で、この「うだつ」が多く残っています。町並みには、江戸~明治時代にかけて造られた商家が軒を連ね、古いたたずまいを見せています。なかでも、国の重文指定になっている造り酒屋の小坂家住宅や市指定文化財の旧今井家住宅は庭や蔵などに往時の繁栄を今もとどめています。
「うだつ」とは、屋根の両端を一段高くして火災の類焼を防ぐために造られた防火壁のことで、裕福な家しか「うだつ」を造ることができなかったため、庶民の願望から「うだつを上げる・うだつが上がらない」の言葉もできました。
町並みギャラリー山田家住宅の説明板より

町並みギャラリー山田家住宅
この家は享保六年に初代の元徳氏が建てた町医者の家です。
以後、代々医者が続きましたが、現在10代目が東京都八王子市で小児科を開業されています。
市では、街並みの活性化をはかるため、空き家となっていたこの家を借り受け、診察室や待合室をギャラリーとして改装しました。ギャラリーは皆さんに本市の文化や伝統を身近に感じてもらいながら、新しい文化を創造していただく場として、活用していきます。
平成12年3月吉日
町並みギャラリー山田家住宅へのアクセス

・住所:岐阜県美濃市2267番地
・アクセス:長良川鉄道美濃市駅 徒歩 10分
・見学:可
・営業時間:4月・6月・8月:10:00~16:30、10月・12月・2月:10:00~16:00
・休業日:火曜日、年末年始