地域に根差した無印良品のある暮らしが体現できる、古民家をリノベーションした中長期滞在型施設「MUJI BASE KAMOGAWA」(千葉県鴨川市)が、全国初のMUJI BASEとして8月1日(火)にオープンします。
MUJI BASEについて
日本中にある空き家等の遊休資産を活用し、地域に根差した無印良品のある暮らしを楽しむことができる「MUJI BASE」。
MUJI BASEでは、首都圏に集中する住宅、使われていない古民家、失われていく郷土文化の継承などの社会課題と向き合いながら、「一つの拠点で暮らす」という常識を超えて、遊休不動産の活用などを通じ、もっと自由な暮らしを提案しています。
働き方改革によるワーケーション等、ライフスタイルが場所にとらわれないものに変化している中、どこでも暮らし働ける時代だからこそ帰りたいと思える場所を持つことは、心の豊かさにつながります。過度なサービスはなく、知らない土地で自宅のように日常を過ごし、地域固有のいとなみに溶け込む。その中で豊かな感性が育まれ、様々な生活の知恵を学ぶ。
そんな時間を提供する、地域の“拠点”を日本各地に作っていくことをMUJI BASEではビジョンとしています。
全国初のMUJI BASE。築100余年の古民家をいかしたMUJI BASE KAMOGAWA
東京から一番近い棚田である大山千枚田が残り、日本の原風景とも呼べる田園の広がる千葉県鴨川の、築100余年の古民家を無印良品が企画・デザインし、リノベーションを施したMUJI BASE KAMOGAWA。
職人社秀平組が手掛けた左官、鴨川の自然がイメージされた襖は、野田版画工房がデザインしました。
和と洋の融合をテーマに、日本古来の自然と一体化した日本の里山暮らしと、西洋の暮らしを取り入れた現代的な自由なライフスタイルをイメージしています。最も懐かしくて、最も新しい、豊かな生活様式の発見を提供してくれます。
そんな、どこか懐かしさを感じる土地の暮らしを十分に味わうために、“食と農”を楽しむ体験を備えた、地域生活の拠点として、2019年より無印良品の社内研修施設として運用していた施設が、一棟貸しの宿に生まれ変わりました。
広い土間を活用した交流の生まれるキッチンダイニング、和と洋を融合させた居間等、日本民家のもつ空間的価値を残しながら、現代のライフスタイルに合わせた「感じ良いくらし」の実験場を目指して作られています。
MUJI BASE KAMOGAWA
・住所:千葉県鴨川市大幡
・収容人数: 最大5名
・料金: ¥55,000~(2泊3日の場合)
・延べ床面積 : 156㎡/47.19 坪
・鍵の受け渡し : 里のMUJI みんなみの里(千葉県鴨川市宮山1696番地)にて受け渡し
・喫煙 / 禁煙 : 禁煙
・チェックイン : 10:00~17:00
・チェックアウト: 9:00~12:00
・公式サイト:https://www.muji.com/jp/ja/special-feature/mujibase/kamogawa/
日本の原風景が残る大幡地区
大幡地区は、東京から一番近い棚田である大山千枚田が残り、日本の原風景とも呼べる田園の広がる千葉県鴨川市の奥山と平地の間にあり、木々や草花や鳥などたくさんの生き物のそのすぐ傍で生きる里山のくらしが残っています。
じつは、無印良品では、MUJI BASE KAMOGAWA以前から、千葉エリアで取り組みを行ってきました。
主な取り組みとして、2014年より鴨川市内釜沼北集落で棚田保全ならびに里山コミュニティの活性化を目指す「鴨川里山トラスト」活動をスタート。2017年4月には鴨川市と「地域活性化に関する協定」を締結して活動を進めています。
もう一つの「暮らし」の場として利用いただける中長期滞在型施設
MUJI BASE KAMOGAWAでは、こだわりの空間で、鴨川での日常生活を中長期で楽しんでもらうために予約を2泊以上としています。
無印良品のアメニティや地域の旬の食材セット(有料)なども用意されています。
鴨川地域の生活文化に溶け込む暮らし方の提案として、“食と農”をテーマに地域事業者の方々と協業し、生産者から農業を学びながら体験できるプランなどを、宿泊者限定で提供をしていく予定とのこと。
オープン直後の8月は、「千葉アクアメロン」収穫体験や、牧場酪農体験などが予定されていて。宿泊日数やニーズに沿って複数のプランが利用できるそうです。
宿泊予約は、7月20日(木)よりAirbnbで開始しました。
ぜひ、どこか懐かしさを感じる大幡地区の魅力を感じながら、MUJI BASE KAMOGAWAで“食と農”を楽しむ体験してみててください。