広島県尾道市に位置する「西山別館」が、「Ryokan 尾道西山」として生まれ変わりました。
西山別館の特長でもある伝統建築様式を可能な限り損なわないようリノベーションしたRyokan 尾道西山。「西山別館」が培ってきた歴史を継承しています。
本物の尾道文化を今に伝える宿 Ryokan 尾道西山
Ryokan 尾道西山のある尾道は、文学のまち。映画のまち。お寺へとつづく坂のまち。
尾道を香り高い文化のまちに育てたのは、商都として栄えた歴史です。
江戸時代に西国街道と銀山街道が交わり、北前船が寄港した尾道は、人と、ものと、情報と、文化が往来する日本の要衝として繁栄。海運や造船などで財を成した豪商が、寺社に寄進して芸術文化を育て、茶の湯で客人をもてなした社交の場は「茶園」と呼ばれました。
時をさかのぼれば、瀬戸内海の航路を守った村上海賊も、誇り高い文化人。こうした土地の記憶が積み重なるまちで、茶園の役割を担ってきた西山別館が、尾道文化を今に伝える宿Ryokan尾道西山としてよみがえりました。
Ryokan尾道西山は、芝生庭園を中心に、離れ6棟8室と本館3室の客室、大広間と2階建ての本館、大浴場の別棟で構成されています。
大広間「光琳の間」には、チェックインの15時から23時、翌日7:00からチェックアウトの11時まで、自由に使えるラウンジを新設。Ryokan 尾道西山では、尾道ならではの「茶園文化」を継承し、お茶や瀬戸内の酒庫をイメージしたお酒を含むお飲み物、お菓子が用意されています。
また、Ryokan 尾道西山の本館1Fに新設したレストラン「ようそろ」では「記憶に刻まれる料理」をコンセプトに、21年間欧米やカンボジアで研鑽を積んだフレンチ出身の加茂シェフが、尾道・瀬戸内の食材をメインに、その日、最も心を動かされた食材を使い、オープンキッチンで仕上げる一期一会の料理を提供。
コース料理とその日のスペシャリテを自由にオーダーできるユニークなスタイルです。豊富に揃えたワインや日本酒の中から、シェフやスタッフと会話をしながら料理に合わせて飲み物を変えるペアリングを楽しむこともできます。
Ryokan尾道西山
- 住所:広島県尾道市山波町678-1
- 部屋数:客室11室
- 館内設備:飲食施設、宴会場ほか
- 料金(1室2名様利用):93,500円~
- 公式サイト:https://o-nishiyama.co.jp/
和の伝統と機能美が宿るRyokan尾道西山の客室
瀬戸内海を望む広い庭園を、囲むように建つRyokan 尾道西山の8室の離れ。
皇族や豪商、文人墨客にも愛された客室のなかには、引き船で運ばれてきた伝統的な日本家屋もあります。宮大工の監修のもと、今では再現できない貴重な具は、磨きや削りをかけてそのままに。
水回りは新しく清潔にして、眠りのしつらえは上質な寝具で整えました。和紙の灯りや障子が生み出す陰影。景色を切り取る額縁のような木枠の窓。
和の文化を伝える古き良きものは残し、新しい時代の快適さを加えてクラシックとモダンを融合させた客室はRyokan 尾道西山の魅力の1つです。
記憶を引き出し、記憶に刻まれる「食」
瀬戸内の豊富な食材、それを育む人、文化に“西山”の息遣いをのせたRyokan尾道西山の料理。
ディナーメニューには、フランス、スイス、カンボジアで“フレンチ料理”の研鑽を積んだシェフが、目の前で記憶に残る逸品を提供。瀬戸内海の気候、風土が生んだ、瀬戸内の食材・習慣・伝統・歴史によって育まれた食文化に触れることができます。
Ryokan 尾道西山では、瀬戸内産の食材はもちろん、かつて尾道を盛んに行き交った「北前船」が北の国からこの地に運んだ日本が誇る一級品を贅沢に使用。好きなものを気兼ねなくオーダーできるユニークなスタイルで、こだわりワインや広島県の日本酒などと一緒に、尾道西山で過ごす夜を心ゆくまで楽しめます。
朝食は、「極上の素食」をテーマに素材のひとつひとつが染みわたる、シンプルでありながらも記憶に残る内容に。Ryokan尾道西山では、「夕」「朝」のコントラストを愉しめます。