しっくいの魅力を肌で体感できるショールームが京町家を改装して誕生

株式会社ビーブロックス一級建築士事務所が、120年の歴史をもつ京町家を改装し、漆喰の良さを体感していただくためのショールームを京都市下京区にオープン。

地域にひらかれたワークショップスペースと事務所を併設したスペースになるそうです。

漆喰の良さを体感できるショールームとは

漆喰（しっくい）で内壁を仕上げた当ショールームは京町家を活用した２階建。

歴史的建造物が多く残る京都に住む私たちにとっては、とてもなじみ深いものですが、全国的な傾向として漆喰が建造物に採用されなくなっています。

こうした現状を踏まえ、漆喰が持つ風合いや機能性、国産素材であるという安心感を広く伝えため、ショールームオープンに至りました。

漆喰の魅力を心ゆくまで味わえるショールーム

1階のショールームは、つつじ、やなぎ、柿渋、墨茶などあたたかみのある色で仕上げた漆喰を実際に見て、触れられるスペースになっています。

京町家ならではの火袋やおくどさんをそのまま残し、初めて訪れても心が落ち着く和モダンな空間に仕上げられた、写真だけでは伝わらない漆喰の魅力を心ゆくまで味わえる、唯一無二のショールームです。

1階ショールームにはワークショップスペースを併設。

漆喰を使って小さな枯山水庭園を作る「漆喰で作る枯山水の庭ワークショップ」をはじめとした各種ワークショップの開催を通して、地域にひらかれた場になる予定です。

子どもを対象としたアトリエや、レンタルコワーキングスペースとしても活用されるのだとか。

漆喰アートウォールに関するご相談ができる２階は事務所に

ショールームの2階部分は設計事務所として営業。

漆喰アートウォールに関するご相談はもちろんのこと、住宅の設計や耐震診断、お店等のデザインまで建築に関する内容に広く対応いたします。

「漆喰アートウォールhb」と漆喰の魅力

京都での快適な暮らしを支える素材のひとつ、漆喰。

深みのある陰影を特徴とする、日本の伝統色を用いたアートウォール「漆喰アートウォールhb」。

京都で古くから用いられてきた本物の染料を使用し、クロス（壁紙）では出せない深みや味のある色むら、光の移ろいを表現しています。

漆喰は大きく分けて2種類をラインナップ。左官職人が壁を塗る「職人派遣タイプ」と、自身で壁を塗る「DIYタイプ」。カラーバリエーションも豊富で、濃い色から淡い色まで多種多様な色の漆喰が用意されています。