重伝建地区、香川県本島の町屋をフリッツ・ハンセン色に染める「フリッツ・ハンセン島」を期間限定で開催

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フリッツ・ハンセン島

県内唯一の重要伝統的建造物群保存地区である、丸亀市塩飽本島町笠島を、香川県丸亀市を拠点とするインテリアショップCONNECTとフリッツ・ハンセンがタッグを組んで盛り上げるプロジェクトがスタート。

港にある本島スタンド、ブリュワリー、ゲストハウスなど、島内の様々なスポットを散策しながら島を回れる「フリッツ・ハンセン島」が2022年9月29日~11月6日の期間限定で開催されます。

目次

重伝建地区の丸亀市塩飽本島町笠島とは

丸亀市塩飽本島町笠島
出典:まるがめせとうち島旅ノート

香川県丸亀市からフェリーで約30分の本島は、豊かな自然に恵まれ、漁師町や江戸時代の街並み保護区などがあり、瀬戸大橋を雄大に眺めることができる美しい島。高齢化が進み、スーパーやコンビニはなく、小学校の全校生徒数も10人に満たない離島です。

笠島城(現在は城跡のみ)の城下町として発展したこのエリアは、中世から塩飽の政治・経済の中⼼地でした。港から⼊ってくる敵からの襲撃に対応できるよう、⾒通しがきかないように曲げられた道やT字路が⾒られるのは、城下町ならではです。回船業で活躍した塩飽水軍の本拠地として腕をならした船大工たちが、建築の領域に活躍の場を移し、その技術力の高さから景観を守ってきました。

江⼾末期から昭和初期にかけての伝統的な建物が集落として残っていることから、昭和60年に重要伝統的建造物群保存地区に選定。本⽡葺きに漆喰塗りの⽩壁や、なまこ壁に千本格⼦の窓をあしらった建物群はどこをとっても絵になる地域です。

島全体を巻き込んだ取り組み「フリッツ・ハンセン島」

フリッツ・ハンセン島

「フリッツ・ハンセン島」は、本島で平常営業する施設のすべてをフリッツ・ハンセンの世界観で設え、島に住む人々にも島を訪れる人が楽しめる企画。各ロケーションでは、サカナクションの山口一郎率いるNFの青山翔太郎が、本島に伝わる民謡をベースに制作した楽曲を堪能することができます。

フリッツ・ハンセン庵

フリッツ・ハンセン島

「フリッツ・ハンセン庵」は、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている笠島にある江戸時代の町屋を、フリッツ・ハンセンのコレクションで演出し、日本の建築とデンマークの名作家具たちの融合させた展示。本島を訪れる人々の休憩所として会期中は毎日オープンします。

今年創業150周年を迎えたフリッツ・ハンセンのアニバーサリーコレクションや、PK0A、PK60、エッグテーブルなど、150周年の記念に復刻されたデザインをメインにスタイリング。フリッツ・ハンセン庵では、家具だけでなく、本島の石とセブンチェアを合体させたインスタレーションも展示されています。

本島スタンド

本島スタンド
出典:本島スタンド公式 Facebook

高齢を理由に閉店してしまった島で唯一の定食屋さんを、CONNECTの高木智仁氏が引き継いで島の情報発信の場として営業を再開している施設で、フェリー乗り場の港で、島を訪れる人々を迎える、島で唯一平常営業している飲食店です。

本島スタンドの店内ではフリッツ・ハンセンの家具、テラスではフリッツ・ハンセンのアウトドアコレクション、スカゲラックの家具が設置されています。本島スタンドの隣にあるフェリーの待合室にもフリッツ・ハンセンの家具を設えます。

Villa kasashima en.

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