一度は泊まりたい!日本全国の町家ホテル探訪

  • URLをコピーしました!
町家ホテル

旅行の醍醐味は、その土地の文化を身近に感じる体験にあります。特に日本には、各地域の特色を持つ素敵な宿泊施設が数多く点在しています。中でも、今回ご紹介するのは、その地方の歴史や文化を肌で感じられる「町家ホテル」です。

町家ホテルは、古き良き日本の姿を保存しながら、現代の快適な設備を備えた宿泊施設。全国各地にその姿を見つけることができますが、その魅力や情報は地域によって大きく異なります。これまでにない、深い体験と旅の思い出を作るために、全国各地の町家ホテルを探訪しましょう。

目次

町家ホテルってどんなとこ?

町家ホテルは、昔ながらの日本家屋である町家を改装し、現代の旅行者に対応した宿泊施設です。町家自体は、商人や職人が住んでいた住居で、古くは江戸時代から見られます。そのため、町家ホテルには、その土地の歴史や風土を感じさせる要素がたくさん詰まっています。モダンな設備とともに、伝統的な日本の美しさを体験できるのが町家ホテルの大きな魅力の一つです。

町家ホテルの歴史

町家ホテルが生まれたのは、旅行者のニーズが多様化したことと、地域再生の取り組みによるものです。近年では、ホテルや旅館だけでなく、その土地の文化を体験できる宿泊施設に求める人々が増えてきました。また、地域資源を活用して地域を再生するため、空き家となっていた町家を活用した取り組みが進められ、それが町家ホテルの誕生につながりました。

町家ホテルが提供する最大の魅力は、その土地ならではの体験ができることです。町家の建築スタイルは地域によって微妙に異なり、その差異を体験すること自体が一つの旅の楽しみとなります。また、町家ホテルでは、地元の食材を使った料理を提供したり、地元の工芸品を使った室内装飾を行ったりするなど、その地域の風土を五感で感じることができます。

以上のような特徴や歴史、魅力をもつ町家ホテル。さて、具体的にどのような町家ホテルが全国に存在するのでしょうか。次のセクションでは、地域ごとの町家ホテルを探訪していきましょう。

北海道や東北の町家を活用したホテル

北海道・東北地方の町家ホテルは、大自然と歴史が交錯するこの地域ならではの魅力を感じられる宿泊地にあります。東北では岩手の盛岡をはじめ、仙台の村田、秋田の角館・横手、山形の鶴岡・酒田などが魅力的です。

関東の町家ホテル

関東地方では、埼玉県の川越市、千葉県の香取市佐原や成田山、栃木県の栃木市や結城、神奈川県では小田原・鎌倉など、旧街道に沿った街が多数あるため、町家の残る地域が多数あります。そんな背景から、その地域の歴史や風土を感じることのできる町家ホテルが多数存在します。

その中でも特におすすめな町家ホテルをいくつかご紹介します。

古民家江口屋(茨城県かすみがうら市)

町家ホテル

茨城県かすみがうら市内、クラフトビールの醸造所「江口屋醸造所」を敷地内に構えるゲストハウス「古民家江口屋」。明治後期に建てられた元造り酒屋の趣ある建物が、地元の名工たちの手によりゲストハウスとして生まれ変わらせました。

日本で2番目に大きな湖「霞ヶ浦」が目の前に広がります。霞ヶ浦から昇る最高の朝日と、かまどで炊いたご飯、朝捕れのシラウオなど、新鮮な霞ヶ浦の食を堪能できる朝食。早起きするのが楽しみになる、最高の朝に出会える宿です。

古民家江口屋
・住所:〒300-0214 茨城県かすみがうら市坂895番地1
・アクセス:JR常磐道「神立駅」より車で20分 / 常磐線自動車道「土浦北IC」「千代田石岡IC」より約30分
・お問い合わせ:029-840-9010 (9:00 – 17:00 / 月曜定休)
・サイト:https://shop.eguchiyabrewing.com/
・SNS:instagram

東海・甲信越地方の町家ホテル

東海・甲信越地方も魅力的な景観を残す地域が多く残る地域です。岐阜県であれば飛騨高山・郡上八幡・美濃のうだつの上がる町並みなどが、愛知県には犬山や有松、長野では奈良井宿など、日本の魅力にどっぷり浸かれる地域に出会うことができます。

すみや 葉隠れ(岐阜県高山市)

町家ホテル

飛騨高山に拠点を置く 建築家とインテリアデザイナーが立ち上げた一棟貸しブランド「すみや」に、3棟目のデザインヴィラ「すみや 葉隠れ(はがくれ)」。岐阜の主要観光スポットである古い町並みまで徒歩3分ほど、日本三大朝市の一つである毎日「宮川朝市」までも徒歩3分という立地が魅力です。

滞在する上で、内と外との繋がりが重要であると考える「すみや」は、どの施設も共通して自然を取りこむことを意識。すみや葉隠れでは、500年の石積みを借景に、ゆったりとした時間を過ごせます。

すみや 葉隠れ(はがくれ)
住所:〒506-0843 岐阜県高山市下一之町165
宿泊人数:最大5名
館内設備:キッチン/ リビング / ダイニング / 和室 / 半露天風呂/シャワー室/テラス(内外2ヶ所)
公式サイト:https://www.sumiya-villa.com/town/hagakure/
SNS:instagram

北陸の町家ホテル

金沢・富山・福井・新潟など、国内でも有数の町家が残る地域が多い北陸地方。各地で日本の魅力を体感できる町家ホテルを見つけることができます。

関西の町家ホテル

関西地方は日本の歴史や文化が色濃く残る地域です。そんな中でも京都は言わずもがな、古都の風情を存分に味わうことができます。京都には多くの町家ホテルを展開する企業があり、築100年の町家を改装したこのホテルに出会うことができます。四季折々の風情を楽しむことができる一方、最新の設備も完備されており、快適な滞在が可能です。

町家レジデンスイン京都(京都府全域)

町家レジデンスイン京都

「町家レジデンスイン京都」は、株式会社エイジェーインターブリッジが展開する 「MACHIYA INNS & HOTELS(町家インズ&ホテルズ)」の京都シリーズ。京都市内に約50棟点在する、完全プライベート空間の一棟貸し町家での宿泊を楽しむことができます。

軒家の町家をまるごと一棟貸し切り、プライベートな空間で、いつもの旅と一味違う特別なローカル体験を堪能できる「一棟貸し町家」と、町家の中に洗練された様々なお部屋を設え、伝統的な町家の様式美を体感できる「デザイナーズ町家ホテル」の2パターン。目的に応じて使い分けることが可能です。

中国・四国の町家ホテル

中国・四国地方は、国内でも特に重要伝統的文化財保存地区認定されている地域の多いエリアです。広島の竹原地区・鞆町や、岡山の倉敷・美作、四国では徳島の美馬や、香川の笠島、この倍以上の見どころある地域に出会えます。

Ryokan尾道西山(広島県尾道市)

町家ホテル

広島県尾道市に位置する「Ryokan 尾道西山」。伝統建築様式を可能な限り損なわないようリノベーション。「西山別館」が培ってきた歴史を継承しています。芝生庭園を中心に、離れ6棟8室と本館3室の客室、大広間と2階建ての本館、大浴場の別棟で構成されています。

瀬戸内産の食材はもちろん、かつて尾道を盛んに行き交った「北前船」が北の国からこの地に運んだ日本が誇る一級品を贅沢に使用。好きなものを気兼ねなくオーダーできるユニークなスタイルで、こだわりワインや広島県の日本酒などと一緒に、尾道西山で過ごす夜を心ゆくまで楽しめます。

Ryokan尾道西山

  • 住所:広島県尾道市山波町678-1
  • 部屋数:客室11室
  • 館内設備:飲食施設、宴会場ほか
  • 料金(1室2名様利用):93,500円~
  • 公式サイト:https://o-nishiyama.co.jp/

九州の町家ホテル

九州では福岡県の八女市・うきは市をはじめ、各都道府県で重伝建に登録されている地域が存在します。レンタカーを借りて九州を一周するのも魅力的な旅になりそうです。

町家ホテル

長崎県島原市の万町アーケード沿いにある江戸後期の古民家「旧堀部家住宅」を改修し、ホテルとカフェ、コワーキングスペースなどを備えた複合施設「水脈 mio」。

1階はカフェと、小さな庭に面した2室の宿泊部屋。2階にはコワーキングスペースと、運営会社である株式会社水脈、その母体である一級建築士事務所INTERMEDIAのオフィスが入ります。

湧き水と共にある暮らしの豊かさを発信する拠点として、この建物を2室のホテルとカフェ、コワーキングスペース、設計事務所を備えた複合施設として活用し、地元の方から観光客までさまざまな人や情報が行き交う親しみやすく身近な施設を目指しています。

・店名:水脈 mio
・所在地:長崎県島原市万町503-5(島原鉄道 島原駅から徒歩約6分)
・カフェ営業時間:8:00〜19:00
・コワーキング営業時間:9:00〜20:00
・定休日:無し
・SNS:@hotel_mio_shimabara(instagram / ホテル)、@cafe_mio_shimabara(instagram / カフェ)

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次